「クライアントに記事の仕上がりを見せたいけど、WordPressのプレビュー画面をどうやって共有すればいい?」
「Public Post Previewを使いたいけど、表示されないことがある…解決策が知りたい!」
「プレビューURLを送ったけど、期限切れで見られなくなっていた…」
WordPressには標準のプレビュー機能がありますが、未公開の記事をログインなしで共有することはできません。 しかし、「Public Post Preview」プラグインを使えば、簡単にログイン不要のプレビューURLを発行し、クライアントやチームメンバーと共有できます。
この記事では、Public Post Previewの導入方法、設定手順、プレビューが表示されないときの原因と対策、セキュリティ面での注意点について詳しく解説します。この記事を読めば、スムーズにWordPressのプレビューを共有し、作業の効率を向上させることができます!
「WordPressのプレビューを共有する方法
WordPressのプレビューとは
WordPressのプレビューとは、記事やページを実際に公開する前に、どのように表示されるかを確認できる機能です。
しかし、このプレビュー機能には1つ問題があります。それは、ログインしているユーザーしか閲覧できないという点です。管理者や編集者であれば問題ありませんが、クライアントやチームメンバーがサイトの編集権限を持っていない場合、プレビューは見れません。この問題を解決するのが、「Public Post Preview」というプラグインです。
公開前にプレビューを共有するメリット
WordPressのプレビューを他の人と共有できると、さまざまなメリットがあります。
- 記事の誤字脱字やデザインの調整がしやすくなります。公開前に他の人の目を通すことで、より完成度の高い記事に仕上げることができます。
- クライアントやチームメンバーとスムーズに連携できます。プレビューURLを共有するだけで、フィードバックをもらうことができるため、何度もスクリーンショットを撮って送る手間が省けます。
Web制作やブログ運営を行っている人にとって、作業の効率化は重要なポイントです。
プレビューを共有する際の主な方法
WordPressのプレビューを共有する方法には、いくつかの方法があります。一般的なのが、Public Post Previewというプラグインを利用する方法です。このプラグインを導入すると、未公開の投稿でもログイン不要で閲覧できるURLを発行することができます。
ほかにも、ユーザー権限を設定して特定の人にプレビューを見せる方法や、テストサーバーを用意して事前確認を行う方法などがあります。しかし、手軽さを考えると、やはりPublic Post Previewがおすすめです。
Public Post Previewの使い方
Public Post Previewとは
Public Post Previewは、WordPressの下書きや未公開の記事のプレビューを、ログイン不要で他の人と共有できるプラグインです。このプラグインを利用すると、投稿編集画面に「公開プレビューを有効にする」というオプションが追加され、ワンクリックで共有用のURLを発行できます。
Public Post Previewの導入手順
プラグインのインストール方法

- WordPressの管理画面にログインします。
- 左メニューの「プラグイン」→「新規追加」を押します。
- プラグインの検索ボックスに「Public Post Preview」と入力します。
- 検索結果から「Public Post Preview」プラグインを探し、「今すぐインストール」を押します。
- インストール完了後、「有効化」ボタンを押します。
プラグインの有効化と基本設定

プラグインを有効化すると、投稿編集画面の右側に「外部確認を許可する」というチェックボックスが表示されます。このボックスにチェックを入れると、プレビューURLが自動生成されます。
プレビューURLを発行し、共有する方法

- 投稿ページまたは固定ページの編集画面を開きます。
- 画面右側にある「外部確認を許可する」にチェックを入れます。
- 下に自動生成されたプレビューURLが表示されますのでコピーします。
- コピーしたURLを送信すると相手先でプレビュー画面が表示されます。
プレビューが表示されない原因と対策
Public Post Previewが機能しない主な原因
Public Post Previewは便利なプラグインですが、設定ミスや環境の影響で正常に機能しないことがあります。表示されない主な原因として、以下のようなケースが考えられます。
- プレビューの有効期限が切れている
- キャッシュの影響で最新の状態が反映されていない
- 他のプラグインやテーマとの競合が発生している
- URLにアクセス制限がかかっている
Public Post Previewが表示されない時の対処法
有効期限が切れている場合の対応
Public Post PreviewのプレビューURLは、48時間の有効期限が設定されています。この時間を過ぎると、URLを開いてもプレビューが表示されません。
【対処方法】
- 編集画面を開き、「外部確認を許可する」のチェックを一度外して再度チェックを入れ直します。
- 新しいプレビューURLが発行されるので、それを再共有します。
キャッシュの影響を受けている場合の解決策
キャッシュが原因で、最新のプレビューが反映されないことがあります。特にキャッシュ系プラグインを使用している場合は、キャッシュをクリアすることで問題が解決することがあります。
【対処方法】
- ブラウザのキャッシュをクリアします。(「Ctrl + Shift + R」または「F5」を押してリロード)
- WordPressのキャッシュを削除します。(「WP Super Cache」や「W3 Total Cache」を使用している場合はキャッシュ削除を実行)
- 別のブラウザやシークレットモードで試してみます。
他のプラグインとの競合が原因の場合
Public Post Previewが正常に動作しない場合、セキュリティ系やキャッシュ系のプラグインとの競合が原因であることが多いです。特に「Wordfence Security」や「iThemes Security」などのプラグインは、外部からのアクセスを制限する設定があるため、プレビューURLがブロックされることがあります。
【対処方法】
- 一時的にセキュリティ系プラグインを無効化し、プレビューが表示されるか確認します。
- プレビューURLがブロックされていないか、プラグインの設定をチェックしてみます。
- 競合が判明した場合は、代替のプラグインを検討します。
プレビュー画面を共有する時の注意点とセキュリティ対策
プレビューURLの有効期限について
Public Post Previewでは、プレビューURLの有効期限がデフォルトで48時間に設定されています。この時間を過ぎると、URLにアクセスしても記事のプレビューは表示されなくなります。
もし、有効期限を延長したい場合は「Public Post Preview Configurator」プラグインを活用すると、期限を自由に設定できます。数日~数週間単位で有効期限を変更できるため、長期間にわたるフィードバック作業にも対応できます。
共有URLを安全に管理する方法
プレビューURLは、ログイン不要で誰でも閲覧できるため、適切な管理が必要です。もし第三者にURLが知られてしまうと、未公開の記事内容が流出する可能性があります。また、メルマガなどの第三者に通知する文章にプレビューURLを記載すると記事が表示されないという問題が発生します。
- 共有する相手を限定する
URLを送る相手は、必要最低限にとどめ、不特定多数に送らないようにしましょう。特に、メールやSNSでの共有時には注意が必要です。 - URLをSNSやブログで公開しない
誤ってプレビューURLをTwitterやFacebookに投稿してしまうと、誰でもアクセスできる状態になってしまいます。意図せず拡散されるリスクがあるため、URLは関係者に直接伝えるようにしましょう。 - 有効期限を管理する
必要がなくなったプレビューURLは、「外部確認を許可する」のチェックを外して無効化することで、安全性を確保できます。
共有時に注意すべきリスク
プレビューを共有する際には、記事の内容に機密情報が含まれていないかを必ず確認しましょう。特に企業サイトやオウンドメディアの場合、未発表の商品情報やキャンペーン情報が含まれている場合は、責任問題に発展することがあります。
また、Googleなどの検索エンジンは通常プレビューURLをインデックスしませんが、誤って外部に公開すると、キャッシュや他のウェブサイトに保存されるリスクがあります。そうしたトラブルを防ぐために、本番環境のデータを扱う際には慎重に共有することが大切です。
まとめ
Public Post Previewプラグインを活用すれば、ログイン不要で簡単に下書き記事のプレビューを共有できるため、作業の効率が大幅にアップします。
ただし、プレビューURLには48時間の有効期限があり、期限を延長する場合は「Public Post Preview Configurator」プラグインを併用する必要があります。また、キャッシュや他のプラグインとの競合により正常に表示されないこともあるため、トラブル時の対処法を把握しておくことが重要です。
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