「Excelで重複データを見つけたいけど、手作業だと時間がかかる…」
「COUNTIF関数って聞いたことあるけど、どう使えばいいの?」
「簡単に重複データをチェックする方法が知りたい!」
「重複チェックをミスなく効率的に行いたい」
そんなお悩みを解決できるのが、ExcelのCOUNTIF関数です。数百件、数千件、数万件のデータでも数分で重複チェックができ、ミスのない正確な確認作業ができます。
この記事では、具体的な重複データの確認手順から、COUNTIF関数の使い方、データ量に応じた効率的な抽出方法まで、実践的なテクニックを紹介します。
基本構文と記述例
=COUNTIF(範囲, 条件)
=COUNTIF(A:A, A2)
COUNTIF関数を使う理由
COUNTIF関数を使うことで、指定した範囲内に同じデータが何回登場するかを確認できます。この関数を活用することで、どのデータがいくつ重複しているかを簡単に確認できます。
COUNTIF関数を使って重複データを確認する手順
重複チェック欄を追加する
重複をチェックするための欄を追加して、そこに重複している数を表示します。
- 表の最後の列などに【重複チェック】と入力します。
COUNTIF関数を入力する
- 重複チェックを行う一番上の行(G2セル)のセルを選択します。
- 数式バーにある「fx」ボタンを押します。
関数の挿入ダイアログボックスが表示されたら、
- 「関数の検索」欄に【COUNTIF】と入力します。
- 「関数名」の中から「COUNTIF」を選択します。
- 「OK」を押します。
重複チェックする範囲を指定する
今回は名前の重複データがあるかないかを確認したいと思います。
「関数の引数」ダイアログボックスが表示されたら、
- COUNTIF項目の「範囲」を選択します。
- 名前欄のB列を押すと「範囲」に【B:B】と表示されます。
名前欄のB2から最後のB51までの範囲を選択してもOKです。
範囲を絶対参照にする
範囲を「B:B」のままにしておくと、セルをコピーして他のセルに貼り付けたときに範囲が変更します。それを防ぐために絶対参照にしておきます。
- 範囲の「B:B」を【$B:$B】にします。
【$】を入力するか、「B:B」を選択して【F4】ボタンを押します。
検索条件を入力する
一番上の行をまずは指定してあげると、他のセルにコピーしやすいです。
- COUNTIF項目の「検索条件」を選択します。
- 重複チェックを行う一番上の行のセル【B2】を押します。
- すると、「検索条件」に【B2】と入力されます。
- 「OK」を押します。
「G2」セルに【=COUNTIF($B:$B,B2)】と入力され、数字が表示されていれば設定は完了です。
対象セルにコピーする
- 「G2」セルを選択します。
- セルの右下に「フィルハンドル」が表示されますので【ダブルクリック】します。
- 重複チェックする範囲に貼り付けできます。
重複データを確認する
重複チェック欄が「1」の場合は、同じデータは1個しかないことを表示していて、「2」の場合は同じデータが2個あることを表しています。
重複データを正しく管理するポイント
削除前にバックアップを取る
誤って必要なデータを削除してしまうと、元に戻すことが難しい場合があります。事前にデータのバックアップを取り、万が一のミスに備えましょう。
削除後のデータ整合性を確認する
重複データを削除した後、計算式や参照データが正しく機能しているか確認しましょう。特に関数を使っている場合、思ってもいない場所が消えていることがあります。
データ入力ルールを設定する
今後の重複データ発生を防ぐため、データ入力時に制約を設けることが大切です。「データの入力規則」を活用して、同じデータを二重入力しないように設定すると、ミスを減らせます。
まとめ
関数を使ったことがない方でも、手順通りにCOUNTIF関数を設定すれば、あとは自動的に関数が重複データを確認して表示してくれます。データの件数が多くても、関数を使用することであっという間に、重複データを抽出することができますので、重複データにお困りの方は、是非、COUNTIF関数を使って重複データをまとめて確認してみてください。
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